
彼らは、日本人男性の中でも、決して大柄な男ではない。
だが、それは彼のライディングスタイルを語るうえで、大きな意味を持っている。
日本のダウンヒルシーンで輝かしい成績を残してきたライダーたちがいる。
当時はメーカーのサポートを受け、競技の最前線で走り続けてきた男たちだ。
サポートされたバイクに跨り、走り、結果を出すのがプロライダーの仕事だった。
けれど、彼らにはずっと引っ掛かっているものがあった。そこにエフェクトが掛かる。
当時、マウンテンバイクの世界は大きな変革の途中にあった。
26インチのホイールから29インチへ。
ホイール径が変われば、バイクの性格も変わる。ジオメトリーも変わる。フィールドも変わる。
更なる速さを求めるなかで、バイクは進化していった。
けれど、速く走れることと、乗っていて楽しいことは、必ずしも同じではない。
例えば、よくできた自動車がある。アクセルを踏めば速く走り、ハンドルを切れば正確に曲がる。
乗り手が特別なことをしなくても、機械がうまくやってくれる。
それは素晴らしいことだ。
でも、ときどき、自分でして走る乗り物が恋しくなる。
バイクに身体を預けたときの感触。コーナーでバイクを振り回す感覚。自分の意思にバイクが応えてくれる瞬間。
それらを数値や語彙だけで説明するのは難しい。
大径ホイールのバイクには、それまでになかった魅力があった。速く走るための理屈もあった。
少しばかり手を焼かせるもの。自分の五感と身体をもちいてタイミングを合わせ、上手く扱えた時に誉に思う。
彼らが提案するハードテイルMTBにも、そういった類の楽しさがある。
彼らが当時のバイクに何を感じていたのか、僕には正確には分からない。ただ、乗り熟す事、そのものの楽しさをバイクにもっと求めていたのではないか。そんなことを考える。
その感覚を突き詰めていった先に産み出された33rpmというバイクを組みました。篤とご覧ください。
Un Authorized / 33rpm フレーム販売ページ – Above Bike Store Online

自転車のフレーム設計には、ひとつの定石がある。
まず基準となるサイズを作り、そこから各サイズへ展開していくという考え方だ。
欧米のブランドなら、開発の中心がLサイズになることも珍しくない。
北欧のように平均身長の高い地域では、さらに大きなサイズが基準になる場合もある。
基準となるサイズでテストを重ね、そこで得られた設計をもとに、SやXSへと寸法を展開していく。
いわゆるサイズグレーディングだ。
XLからLへ。LからMへ。MからSへ。そしてXSへ。
基準となるサイズで成立した設計が、小さなサイズでも同じように動作が成立するとは限らない。
全てのサイズで同じだけのテストを重ねることは簡単ではない。ブランドによっては、XSというサイズそのものが用意されていないことさえあるのだから。
では、最初から発想を逆にしてみたらどうだろう。
大きなサイズを基準にして、小さなサイズを作るのではなく、
実際に乗る人間の身体と、そこで求められる乗り味から考察するんだ。
数値に身体を合わせるのでは無く、身体とライディングに合わせてバイクを作るのだ。


アンオーソライズドというブランド。そして、33rpmフレームを組んでみてわかった。
日本のダウンヒルシーンで走り続けてきた彼らが、自らの経験を元に作り上げてきたバイクだ。





長い時間、バイクに乗り、限界まで走り、身体で覚えてきた感覚がある。
彼らが作ろうとしているのは、ただ速いだけのバイクではないのだろう。
ジオメトリーを見れば、リーチが何ミリで、ホイールベースが何ミリで、ヘッドアングルが何度寝てるかもわかる。数値を並べれば、バイクの性格を説明した気にもなれる。
だが、実際に走ったときの感覚は、そんなに簡単に語彙化出来ない筈だ。
乗り熟すことが楽しいバイク。
自分の意思で操ることができるバイク。
乗り手の五感とシンクロするバイク。
33rpm。
その名前の向こう側には、数値だけでは割り切れない、自転車の面白さがある。





Un Authorized / 33rpm フレーム販売ページ – Above Bike Store Online
にてスペックなど詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
購入をお考えの方は、ご自身の身長や、現在お乗りのバイクの情報、今後走ってみたいフィールドやいつも通っているMTBパークなどもぜひお知らせ下さい。
頂いた情報を元に、サイズ選びやパーツアッセンブルのお手伝いをさせて頂きます。
店舗にてサイズ等の実車確認も可能ですので、ご来店お待ちしております。
また、試乗のご予約も承りますので、お電話またはメールにてご連絡ください。
Above Bike Store / Kuat Racks Japan横浜町田
東京都町田市小川2-28-21
042-850-6050
moc.ekibevoba@ofni
■店舗情報
Above Bike Store /
Kuat Racks Japan
〒194-0003 東京都町田市小川2-28-21
営業時間 12:00 – 18:00
水曜日定休
042-850-6050
moc.ekibevoba@ofni